ストレス要因(ストレッサー)によって引き起こされる不満や怒り、
不安、悩みなどの心の反応、過度の疲労や不眠などの身体的反応を
「ストレス反応」といいます。
このストレス反応は辛いものですから、それを減らすために、人間は
自ら何らかの行動を起こそうとします。これがストレス・コーピング、
つまりストレスへの対処です。
※コーピング(Coping:対処行動)
誰かに愚痴を言ったり、酒やギャンブルで憂さ晴らしをする、これも
コーピングの一種です。
しかし、これらの方法の効果は長続きしませんし、根本原因も手つかず
のままです。
では、どうすればいいのでしょう?
無害な方法がいくつかあります。
1.認知を修正する
私たちに降りかかってくる出来事は、本来は何も意味しません。
ただの「できごと」です。私たち自身がそれを「脅威」と認知する
からそうなるのです。この、意味をなさない刺激を脅威つまりスト
レッサーと認識しないようにすること、これが認知の修正です。
本人だけでは難しいですが、心理カウンセラーなどと一緒なら
できるはずです。
2.ストレッサーを取り除く
直接的なコーピングです。仕事の量を調整する、要員を増やして
個人の負担を和らげる、休暇などによりストレッサーから解放す
る、という方法があります。
これも本人だけでは困難であり、組織側の対処も必要です。
3.気持ちを楽にする
気分や感情を一時的にでも解消する方法、それがリラックスです。
これを実施している方は多いかもしれません。
漸進的筋弛緩法の他、アロマテラピーや瞑想、ヨガなど身体的に
リラックスすることでストレス反応を解消することが目的です。
4.エクササイズ
体を動かすのはリラックスと似ていますが、精神的というより物理
的な効果をもたらすのがエクササイズです。興奮を感じる時に分泌
される物質を消費し、結果的に心身の負担を軽減する方法です。
激しい運動ではなく、ゆったりと長時間行う水泳やウォーキング
などがこれにあたります。
コーピングの実践として、軽い動きでじんわりと体を温め、身も心も
軽くなるライトなヨガを行うインストラクターも紹介可能です。
椅子に座ったままで行う「チェアヨガ」も女性を中心に人気があります。
